高校2年生の頃に、僕が髪を櫛でとかしてあげた時の祖母の笑顔が忘れられなくて、「髪をきれいにする仕事につきたい」と思うようになり、美容専門学校に進学を決めました。
今は卒業して京都を離れ、東京で就職してまだ数か月。アシスタントとして、フロアの美化やスタイリストの先輩たちの補助をする日々です。それでも、シャンプーやパーマ、カラーやスタイリングなど、関わったお客様が自分の施術で喜び、笑顔になってくれることが何よりも嬉しいです。
卒業した今、感じるのは、プロの現場を想定したアミューズの授業がいかに大切かということ。接客マナーや仕事の仕方など、学生時代から将来の自分をイメージできたので、就職後も学んだことをしっかりと活かせています。一つのことに向かって仲間たちとともに努力し、達成を目指した2年間は、多くのことが得られ、人としても成長できました。
幅広い年齢層のお客様が来られるお店なので、お客様との関係作りや、希望に沿ったスタイリングなど、大変なことは多いです。それでも、常に向上心を持って、より多くのお客様に求めていただける、また来たいと思っていただける、そんな技術とサービスを提供できるようになっていきたいと思っています。
大変な仕事だけど、自分を信じてひたすらに夢を追いかけ努力し続ければ、必ず報われると思います。

winter/2019